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​「漢字マップ」ワークショップ~漢字学習を楽しく創造的に~|特別フォーラム|第9回

日時 :2020年12月12日

講師 :関麻由美

会場 :オンライン(ZOOM)

対象者:日本語教師

参加費:無料

企画 :アルン・シャム

    ジャヤシュリー•ボパトカル(SPPU大学/TMV 大学、非常勤講師)

    プラシャント・パルデシ(国立国語研究所、日本)

​申込者:206名(41カ国)

内容

漢字学習はとかく、教師が漢字を教え、学習者はただひたすらに漢字を繰り返し書いて覚えることに終始しがちです。たしかに、繰り返し書くことも、人間の認知において大切な方法です。でも、学習者の自律性と主体性を重視し、一人ひとりが創造性を発揮させて取り組むことで、漢字学習を楽しいものにすることもできます。その一つが漢字マップです。ワークショップでは、みなさんにその体験をしていただきます。

参加者からの声

Ameya Patki, Daiichi Japanese Language Solutions, India

 

先日JLESA特別フォーラム第9回に参加させていただきました。関麻由美先生に「漢字マップ」というテーマでご講演をいただきました。以前北浦和の日本語国センターの教師研修では、関先生のご指導の下で勉強したことがあり、久しぶりに先生のワークショップで受講の機会ができてとても嬉しかったです。

 

インドや南アジアの国の日本語学習者にとって漢字は非常に難しいものです。南アジアの言葉の文字と全く違うものだからです。でも、学習者が自ら漢字について考え、自分に関連のある漢字語を見つけ、それを覚えるために自分でコツを考えるという方法は非常に素晴らしく、学習者の自律性を高めるのにも役立つということがわかりました。「漢字マップ」は、関先生が長年授業で試していらっしゃる方法で、これを通して学習者の漢字についての考え、外国人学習者が漢字を覚えるためにしている工夫、そして学習者の個性までわかってくるという興味深い話を伺いました。講演では、特に非漢字圏の国の教師が漢字を教える際に必要となる豆知識やインプットもたくさんありました。漢字学習法について改めて考えることができ、大変勉強になりました。

 

日本語教育界の中の意見交換はもちろん、南アジアやをはじめ他の国の日本語教師のネットワーク作りにもつながるJLESAの素晴らしい活動を毎回続けていらっしゃるアルン先生と運営の他のチームメンバーに心より感謝します。次回のフォーラムを楽しみにお待ちしています。

Takeshi Matsunaga 

漢字と友達になるには? その方法のひとつが、JLESA特別フォーラムで、紹介されました。3つのステップです。

 

漢字を見て 

1)イメージを持つ(意味や形をヒントにします)

2)ストーリーを作る

3)クラスで発表する、です。

漢字は、山、月など、物の形から生まれました。しかし、物の形から生まれた漢字は、いまでは、漢字全体の10%くらいです。残りの90%を覚えるのは、とても大変です。でも、このワークショップでは、漢字をイメージで学ぶという、新しい方法が紹介されました。これまでの「いろいろな絵やイメージをあてはめる方法」と似ていますが、大きな違いがあります。それは、個人のイメージを大切にする点です。これまでの方法は、自分でない誰かのイメージで学ぶものですが、イメージは個人的なものです。そのため、誰かのイメージで学ぶことには限界があるのです。講師の関麻由美先生(津田塾大学 非常勤講師)から、日本に留学した人が作った、たくさんのイメージが紹介されました。クラスで発表というプロセスも、イメージの強化に役立っています。また、日本語のレベルを問わず、活動を共有できることも、大きな魅力です。この講演では、知識は教えてもらうのではなく、学ぶものという、言葉の学習の基本を感じました。関先生とあと二人の先生の本(「留学生の見た漢字の世界」、春風社)には、たくさんの楽しい例と説明が出ています。

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